300万円以下!小洒落た英国車特集
外車の中でも一際、高い威光を放ち続けているのがイギリス産のクルマです。
ジャガー、レンジローバーなどセダンもクーペもSUVもイギリスには一流のクルマがそろっています。
さらには、高級車の神といわれているロールス・ロイスや007ボンドカーで有名なアストンマーチンもイギリスが発祥です。
なによりもイギリスのクルマには紳士のオーラが漂っているというか、知的で奥深い楽しさというものが感じられます。
そんな英国魂の詰まった誇り高き英国車も年月が経てば手が届く価格になるというから素晴らしいです。
300万円で手に入るイギリスのクルマを集めました。どのクルマも新車であれば1000万円を超える超高級車です。
そういった異次元な高級車を中古で底値買いするのもまた一興です。
また、意外かもしれませんが英国車はベンツやBMWなどのドイツ勢に比べて比較的値下がりが早いことで有名です。
国内におけるベンツ・ビーエムの人気の高さの裏返しかもしれませんが、どちらかと言えばマイナーなイギリス車は「好き者」にとっては絶好の狙い所なのです。
SUV代表
ランドローバー レンジローバー
砂漠のロールス・ロイスといわれるレンジローバーは、ヨーロッパのSUVの代表として燦然と光り輝いています。
そもそもSUVは豪傑なアメリカのオフロード仕様のクルマとして発展してきました。
しかし、レンジローバーはその豪快で運動性の高いクルマに知的で気品高い性質を加えることに成功した第一人者です。
レンジローバーがその後のSUV業界にもたらせた影響は大きく、日本でもその潮流は受け継がれ今日の多様なSUVの形の源流になっていると思います。
新車では軽く1000万円を超えるレンジも2013年の世代交代と共に先代モデルの値崩れが始まっています。
先代の3世代目は2002年〜2013年の11年にも渡り生産されたロングスパンモデルです。
それゆえ、中古市場でも価格帯のバラつきは激しいですが、300万円以下で狙うなら初期型がお手頃でしょう。
ボディー形状こそ11年間変わらなかったものの、親会社の統廃合などの影響を受け前半はBMW製4400ccV8、2006年以降はジャガー製V8に置き換わり最終型の2010年には5000ccまで巨大化しました。
5000ccのスーパーチャージャー付きは500馬力を超え、2.5トンの車とは思えない鋭い加速を見せつけます。
もちろんパワーだけで見れば初期型は劣りますが、BMW製V8の滑らかにトップエンドまで回り切るフィーリングと信頼性の高いパワートレインは前半モデルのみが持つ強みと言えます。
2003年・3.2万km・248万円(HSE 4WD)
2003年・10.7万km・198万円(HSE 4WD)
2003年・8.9万km・168万円(HSE 4WD)
クーペ代表
ジャガー XK
イギリスの高級車といえばジャガーです。
ジャガーといえばスポーツタイプのクルマの代表格として名高いものがあり、その中でもセダンよりも運動性能と走行性能に優れたジャガーXKの存在も見逃せないものがあります。
ファーストバックスタイルの美しいリアが特徴的で、またオープンカーであるコンバーチブル設定も存在しています。
ベンツやBMWのカブリオレは「イヤラシイ」がジャガーなら「オシャレ」の一言で片付くかもしれませんね。
2001年・2.7万km・295万円(クーペR)
2002年・4.9万km・275万円(クーペRD)
2004年・9.7万km・268万円(クーペR)
セダン代表
ジャガー XJ
ジャガーを語る上で欠かすことのできないXJはイギリス王室の御用達車として使われるほど、サイズ、性能、ラグジュアリーにいたるまで最高峰の完成度を誇っています。
欧州車のセグメントの中でも最高峰のFセグメントそのものを象徴しているということは言うまでもありません
現行モデルのデビューで良くも悪くもこれまでの「ジャガーらしいデザイン」を脱ぎ捨てたことで、古き良き英国車の雰囲気を味わえるのは先代(X350)が最後となりました。
全長5mを優に超える巨体に低いルーフライン。センターコンソールにまで張り巡らされた上質な本皮。ダッシュボードにはコレでもかというほどの天然木がお惜しみなく使用されています。
同年式で比べても一世代古いナビや味気の無いメーター類など「先進性」とはかけ離れたモデルですが、英国車特有の魅力が滲み出ている素晴らしい車です。
2008年・4.3万km・248万円(3.0 エグゼクティブ)
2007年・1.7万km・275万円(3.0 エグゼクティブ)
2004年・4.6万km・178万円(XJR)
いかがでしょうか?
周りがドイツ車やイタリア製スーパーカーなら自分は紳士気取りの英国車!
そんな発想も素敵だと思いますよ。