キズは直してから査定に出したほうがいい?
愛車を査定に出す際に傷は直してから査定に出したほうがいいか?
多く寄せられる質問のひとつです。
結論から先に述べますと、査定を高くする為にお金をかけて補修をする事はオススメしません。
よっぽど知人に板金屋がいるとか、一般相場より安く傷を直せるルートをお持ちでしたら話は別になりますが、
基本的に車に傷があると当然査定は下がりますが、傷を直す補修代ほどは査定金額が上がらないのがほとんどです。
特に細かい傷に関しては、実費で治すと1万円・2万円かかるような内容でも査定での減点は数千円程度の減点で済むことが多く、良心的な査定をしてくれるところでは、最初の査定では限定されますが、交渉次第で傷による減点分を補ってくれる業者も多いです。
よくある失敗例として、少しでも高く売ろうと、査定に出す前に自分でコンパウンドなどで車を磨く人もいますが、塗装や光沢にムラが出てしまって逆効果になる場合もあります。
よほどひどい汚れの状態ですと、塗装の状態が確認しづらく、色あせと判断される場合もありますので、そういう場合はシャンプー洗車程度をすればよいでしょう。
若干ホコリや水垢が浮いてる程度の醜くない汚れでしたら、洗車をしなくても問題ありません。
必ずしもピカピカに磨き上げた状態で査定をすれば加点されるものではなく、根本的なそれまでの車の手入れ状況はわかってしまうものなので、査定に出す直前に慌てだしても大きな効果は得られません。
また車の傷に関しては、バンパーなどのFEPを使用した錆びない素材を使っている部分と、ドアやボンネット・フェンダーのように鉄を使っている部分があります。
バンパーの傷でしたら、乗っていて気にならないのであれば放置しても問題はでませんが、鉄を使用している部分の傷に関しては傷ついて塗装が剥がれている状態で放置すると錆が出てきてしまいます。
査定に出す直前で傷つけてしまったのであれば、そのまま売るのもアリですが、放置して錆を出してしまうと減点幅が増え、いざ直そうとしても高くつくので、鉄の部分を使った部品を傷つけてしまった時は早めに処置をしてあげるようにしましょう。
また、内装に関してはできれば、掃除をしておくようにしましょう。
誇りや汚れがひどいと、ルームクリーニング代で1万円ほど減点されるケースもありますし、タバコやペットの匂いや毛がある場合は、自分でできる掃除や消臭でごまかせるケースもあります。
また、カーナビやオーディオなどを取り外して売りたい場合は、へんに素人がやってしまうとインパネなどに傷がついてしまうリスクがあるので、プロに頼むか査定を出す業者に手放す時に必要なものを外して返してもらえないか交渉するのもいいでしょう。