車の価値を下げない乗り方とは
車を売る時にその車の査定額はどうやって決まるのか?
もちろん車種そのものの人気はとても重要ですが、中古車として再販される車は、状態というのがとても大事になってきます。
車の価値を下げないようにするには、中古車の価値・相場の決まり方がとても重要になってきます。
現在国内においても中古車のマーケットはとても大きく、業者間の間だけでも毎日のようにオークションが行われています。
この業者間のオートオークションのデータというのは車販売・買取の業者は必ず確認しており、市場相場の基準となってきます。
当然、オークション相場より安く売る事はしませんし、オークション相場より高く買い取る事はしません。なぜなら、そんな事をするならオークションで取引した方が良い商売になってしまいます。
車の買取や下取りを行う業者は直販・業販をしてるかとは関係なく最低でもオークションでもさばける範囲の査定額が上限になります。
では業者用のオークションはどのようにして行われているか?というと、当然一般の人は取引はできない管理のもとで行われていますが、主に外装・内装に評価点がつき、年式・走行距離・装備などに応じて、大体の相場というものが出てきます。
年式や走行距離・車検残などは、どうしようもない部分ですが、外装や内装のように評価点が付く内容のモノや整備状況などは重要に乗り方次第で車の価値に影響を与えてきます。
まず外装ですが、当然傷や凹みがあると減点はされますが、それ以外にも塗装の日焼けや色あせも重要になってきます。車をぶつけない事はもちろん、ワックスやポリマーなどを小まめに定入れしてある車は高い価値がつきやすくなります。
内装については、シートの汚れはもちろん、ハンドルやフロアマットののスレなど細かい傷まで評価の対象となり、喫煙車・ペット同乗などは備考にも書かれ減点されます。
特にタバコやペットは中古車を選ぶ時にNG指定する人も多いので、なるべく人だけを乗せるように心がけましょう。
そして装備についてですが、本革シートやサンルーフなど最初から設定しないと容易につけられない装備は当然高く人気が出ますし、高年式ですとカーナビなども重要視されてきます。
年式が古い車のカーナビや年式に関わらずETCなどはそこまで価格に影響を与えていないです。ただし、カーナビを外してオーディオが何もついてない状態というのは評価が若干落ちます。
そして整備についてですが、これは整備手帳の記録簿というのがとても重要になってきます。記録簿に残っていなければ、どれだけオートバックスなどの部品量販店やガソリンスタンドなどで、小まめにオイル交換や整備を行っていても評価されません。
基本的にはディーラーで。もしくは陸運局から認可されている工場で車検や法定点検・消耗品の交換を行っている車が高く評価されます。
こういった、知識を知り、自分なりに車を大事に乗るだけではなく、オークションの評価点の基準などを意識しながら大事に乗ることが車の価値を下げない乗り方になります。