あくまで参考レベルで考えましょう。

オークション評価点数を表記して高品質をアピールする業者がいますが、これってなんなの?
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オークション評価の信憑性

中古車の査定

中古車を探していると必ず登場するのがこの「オークション評価点数」です。 これはオートオークションで出品される際に客観的に査定された結果を点数化してものです。

「総合評価」1~7点、S点で評価されます。

7点~S点(未走行車)

これは走行数キロの新古車です。
大抵がメーカー系ディーラーが販売ノルマ達成のために自己登録してそのままオークションへ出品した車両です。
落札価格自体は値引きされた新車と同等程度ですが、車検付なので乗り出し時に自賠責保険・重量税が不要。取得税も新車に比べて安い。メーカー保証は継続可能。というメリットがあります。

5~6点

これもまさに極上車です。新車と遜色が無いレベルと考えてよいでしょう。
ちなみに6点は走行3万キロ未満・5点は走行6万キロ未満の車両が対象となります。

4.5点

中古車市場としてはかなりの優良車と考えて問題ありません。
基本的にはそのまま店頭にならべられるレベルの車です。ちなみに基準では10万キロ未満が対象となりますが、市場では5万キロ未満の車がほとんどを占めています。

4点

これは年式相応な車両と言うレベルです。
車両によっては内外装ともに傷や凹みがある場合もあります。

3.5点以下

購入するのであれば4点以上の車両をお勧めします。
3.5点レベルになると外装の傷が目立ち、内装もクリーニングされていないものも多く見られます。
また、3点以下は10万キロを超える過走行車、目立つ凹みがそのままというものです。

内外装

内外装はA~Eランクで評価されますが、できればBランク以上の車両を狙うとよいでしょう。Cランク以下は目立つ凹みやサビがあるものですので、避けたほうが無難ですね。

このオークション評価の「信ぴょう性」ですが、正直「参考程度」に考えておいたほうがよいでしょう。
査定は基準があるとはいえ、やはり人間がすることですので結構なバラつきがあります。
特に4点か4.5点、または3.5か4かなどはギリギリのラインの車両も多いです。

また、オークションにおいても「大口」のお客(=買取り業者や中古車屋)がいます。
彼らは少しでも評価点が高い方が販売や売却に有利なので「お得意様」という立場を利用して査定側と交渉しているケースも珍しくありません。
会場Aでは4点で出品されていた車両が、そのまま会場Bに転売されていたと思ったら4.5点になっている。なんてことも・・

会場による評価の違い

ですので、この評価点数は参考程度に考えておいてください。
長年乗ることになる車ですし、やはりご自分の目で見て比べてみるのがよいですね。